園児一人ひとりの心身の発育や状況を把握し、保育内容を考えています。
6ヶ月未満児
母体内から外界へと急激な環境の変化に適応していく時期で、目覚ましい成長がみられます。この時期に、基本的な信頼感が育ちます。丁寧な関わりの中で、安心感を育み、豊かな表情が生まれるように保育していきます。
6ヶ月から1歳3ヶ月未満児
運動機能の発達が目覚ましい時期であり、簡単な言語を獲得していきます。また、人見知りが始まるなど、自分と他者との距離も獲得していきます。情緒の安定の中で多くの言語を獲得するよう保育していきます。
1歳3ヶ月から2歳未満児
歩くことができるようになり、生活空間が広がり友達や周囲の人への関心も増えていきます。他の子どもの物を欲しがったり、取り合ったりしながらも子ども同士の距離感が生まれていきます。一人一人の個性が育つように保育していきます。
2歳児
巧緻性が育ち、自分で挑戦しようとする意欲が育っていきます。また、何かの物まねをする「ごっこ遊び」ができるようになり、学びの基礎が始まります。他者と関わりながら遊ぶ楽しさを味わわせる保育をしていきます。
3歳児
遊びや生活において、他の子どもとの関係が重要になってくる時期です。仲間との遊びを通して、自分の考えを相手に伝えたり、友達の思いを受け止めたりするよう保育していきます。
4歳児
自意識が生まれ、他人を気遣うなど、自分と他者の共通点や違いを意識するようになります。同時に心の葛藤も意識し始める時期です。子どもの心に寄り添い、共感する中で情緒の安定や心の豊かさを育てる保育をしていきます。
5歳児
自分なりの判断で行動するなど、自主性や自立性が育つ時期です。集団活動が充実し、ルールを守る必要性も理解できるようになります。子どもの主体性を伸ばし、自律的な活動が出来るよう、保育していきます。
6歳児
運動機能が高まり、文字や数字に関心が高まる時期です。話すこと書くことに対する興味が飛躍的に伸びる時期でもあります。また、友達の存在を意識し、積極的に関わろうとし始めます。集団活動ができる素地が育つよう保育していきます。